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雪と菫青石

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冬日

日差しは眩しいほどに明るいが、空気は冬の匂いである。ぴんと張りつめて、寒い。
二月の風は、衣に染み通るほどの冷たさである。
「こんなに晴れているのに、明日は雪だってよ」
昼休みに待ち合わせて一緒に昼食をとった恋次とルキアは、食後の散歩がてら梅の花の咲く小路を遠回りしていくことにした。
梅の花を見上げて、風に運ばれてくる香りを楽しんでいたルキアが
「沈丁花が咲くのはまだ先なのだろうな」
と言った。
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帰るべき故里

崖の上からは瀞霊廷が一望できる。
日差しが柔らかい。風はもう秋の冷たさをどこかにはらんでいる。
見上げれば果てのない蒼穹。孤雲が西の方へと吹き流されて行くだけである。
ルキアはくらりと目眩を覚えた。
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夜明け

またあの夢を見た。
伸ばした手は宙を虚しく掻き、ルキアは己の叫び声で跳ね起きた。
冬の暁闇の静寂である。鳥の声もない。
まだあの夢を見る、とルキアは半身を起こした。
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才能

恋次が外回りから帰ってくると、隊長執務室に置かれた自分の机の上に、桜色の紙で包まれた小さな箱が置いてあった。
包みを解くと、中に入っていたのは桜餅の入った箱と、封筒に入った手紙であった。


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温かな手

海燕の墓前にやっと行けたその日の夜、ルキアは熱を出した。
あの日以来初めて彼に、そして彼の家族に詫びる事ができ、肩の荷が降ろせて安堵したからなのかもしれない。
自室の布団に横になり、ルキアは目を閉じた。
寒気がとまらないので、布団を体に引き寄せて小さく丸まる。
こんな時にも思い出すのは恋次の顔で。
彼の手の温もりを思い出しながら、ルキアはいつしか眠りに落ちていた。


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